![]() |
初戦はシード大田原
対戦相手が決まった。初戦はシード大田原。135km/h以上の速球を持つ左腕大森を,いかに打ち崩すかが最大のカギとなる。 |
2回戦 延長を制しシードを倒す初戦は,再三のピンチを守り抜き,3番大橋将が同点打,勝ち越し打を放って,好投手大森との対決に決着をつけた。初回2点を先行され,2回に1点を返す。再三無死の走者を出し,苦しい展開になったが,バックがよく守り追加点を許さなかったことが終盤の逆転につながった。6回に1点追加されて3−1で迎えた8回表。大橋が左越えの同点2塁打を放つ。9回裏には1死1・3塁のサヨナラ負けのピンチ。スクイズをウエストではずすも捕手が3塁へ悪投。サヨナラかと思われた次の瞬間,カバーに入ったレフト柴田の好返球で本塁寸前でタッチアウト。さらに四球で2死満塁のピンチを切り抜け,10回の攻撃につなげた。10回は2死2塁から再び大橋将が右前打を放って勝ち越した。この勝利は,広田監督就任30年目の素晴らしいプレゼントとなった。 次の相手は矢板東。試合は20日(土)12:00から栃木市営球場で行われる。 なお,鹿高OBの斎藤忠監督率いる鹿沼東は白鴎大足利にニ8-6で惜しくも破れた。また,同じくOBの糸井清光氏が部長を務める足利南は鹿農にコールド勝ちし,3回戦に駒を進めた。 |
|
4回戦 エラーで自滅 ベスト8逃す 23年ぶりのベスト8進出をかけた試合は幸先のよい先制点で幕を開けた。池田の内野安打,大橋の右前打で1死1・3塁としたあと,4番柴田の4ゴロ併殺崩れの間に1点を先取。そのまま行くかと思われた。しかし,4回2死1・2塁から中前適時打を打たれた際,暴投を2つ。さらにそのそれたボールが相手ベンチに入り,打者走者まで本塁に返してしまった。1塁走者が3塁手に体当たりをしてきたようにも見えたが,守備妨害の判定は下らず,得点はそのまま認められた。 このプレーで流れが相手に傾いた。安打を放ち,再三走者を出すものの走塁ミスやサインミスでことごとくチャンスをつぶす鹿高。3−1で迎えた7回裏,この回から代わった黒川貴が乱調。四球,ワイルドピッチを連発し,2点を献上。8回には7回2死から救援した黒川匡もバント処理のミスなどで傷口を広げ,3点を奪われて8回コールド負けを喫した。 安打数は國栃8本に対し鹿高は5本。打撃に関しては点差ほどの力の差は感じられない。しかし,暴投1,捕逸1,失策6という数字が示すように,肝心な守りにミスが出てリズムをつかめなかったのが痛かった。 今大会を通じて3年生は大変よく頑張った。初戦で守りに守ってシードを破り,鹿高の底力を見せてくれた。この3年生のひたむきさが,下級生に与えた影響は大きい。3年生は胸を張って引退してもらいたいと思う。 |
3回戦 7回コールドで快勝 梅雨も明け,真夏の太陽が照りつける中,3回戦が行われた。初回,満塁のピンチをどうにか切り抜けたその裏。1死満塁から,宮崎の犠飛で先制。その後は相手エースが2回途中で降板したこともあり,スクイズ,ボーク,タイムリー等で加点。7回裏秋沢の右前打でサヨナラ勝ちを決め,ベスト16に進出した。4回戦の相手は國學院栃木。昨年の無念を晴らして欲しいものだ。 写真はこちら なお,足利南は小山北桜に12−5で破れた。 |