第60回春季栃木県高等学校野球大会中部地区予選(平成19年度)
平成19年4月14日(土) 清原球場 第1試合 (代表決定戦)
平成19年4月14日(土) 清原球場 第1試合 (代表決定戦) 試合時間 8時55分〜11時10分 球審:宇賀神 一塁:吉永 二塁:大吉 三塁:松本吉 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
宇東 | 投−捕 | 室井、村上 − 神山、大川 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
三塁打 | 木村 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
二塁打 | 室井、仲山 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
鹿沼 | 投−捕 | 橋本、田野辺 − 田 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
二塁打 | 田、篠崎 |
<戦評> | |||
勝つには勝ったが、相手に「勝たせてもらった」試合であった。 秋の大会で優秀選手に選ばれた橋本投手であったが、この日は高めの球を痛打され、毎回走者を背負う苦しいピッチング。三者凡退は1イニングのみで、強い打球が内野手の正面を突く幸運に助けられたり、走者を置いて美技が飛び出したりして何とかピンチをしのいだ。試合は、鹿高が小刻みに得点して点差を広げ、楽勝かと思われた。しかし、粘る宇東高に終盤追い上げられ、冷や汗ものの勝利であった。 安打数は鹿高が12、宇東10でほぼ互角。勝敗を分けたのは、送球の正確さであった。鹿高の6得点のうち、宇東高の送球ミスがからんだ得点は4点。打球処理後や盗塁時の暴投によって出塁、進塁させてもらい、得た得点である。一方、思い切った走塁で相手のミスを誘ったのは鹿高の2年生。県大会でもその足で勝利に貢献して欲しい。 鹿高の攻撃は、初回、四球の走者を送ったところ、打球処理後の暴投で一挙3進。内野ゴロの間に先制。3回には、内野の暴投で出塁した走者を田のライトフェンスをワンバウンドで越えるエンタイトル二塁打で返し2点目。さらに併殺崩れの間に3点目を上げた。5回は安打で出た走者をバントで送り、盗塁、安打で得点。6回も安打、犠打後3盗。捕手の暴投を誘って5点目。8回は無死1・3塁からディレードスチールで送球ミスを誘い、得点した。 守りでは、4回、1死1塁から、右中間への飛球をセンター東がダイビングキャッチ。抜けていれば1点を失うところだった。6回には、ポテンヒット、2四球で1死満塁のピンチ。ここで、8番の打球はセンター前に抜けようかというライナー。これに対し、ショート山田がジャンプ一番。好捕し、なんとかピンチをしのいだ。8回には死球と安打の走者を左翼線二塁打で返され、1死2塁。一打同点のピンチ。ここで救援した田野辺が後続を断った。 清原球場の広さや、打球が見づらいこともあったのかも知れないが、守備や走塁での1歩目の遅れが気になった。難なくさばける打球を、出足が遅れるためにわざわざ難しくしたり、安打にしたりし、進塁できる場面で進塁できていない。厳しい冬の練習を乗り越えた選手諸君は、練習量、技量共に他に負けないものを持っているはずである。大会の雰囲気、勝たなければならないというプレッシャーの中で、持っている力を100%出せるよう、自分の気持ちをコントロールしていくことが県大会での勝利につながるものと思う。強い気持ちを持って県大会に望んで欲しい。また、県大会までにケガをしないよう十分注意して生活して欲しい。 |
|||
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
ここでふんばるぞ | ランナー2塁 | 盗塁成功 | 初代監督の山内先生も観戦 |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |